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〝幼児・学童期の呼吸について 〟

 

文責 歯科医師 矢島 由紀

 

どんな呼吸が望ましいのか、まずはこの動画で確認してください。

 

早い段階から口をしっかり閉じて呼吸ができるように育てていくことが望ましいのですが、すでにお口がぽかんと開いてしまっていても、あきらめずに何歳からでも口を閉じて呼吸ができるような体づくりにトライしてください。

まずは、お腹のなかにいたときや出産時やこれまでの生活の中での体の使い方で生じた「緊張」(こり)をほぐしていくことが良い呼吸ができるような体づくりにつながります。

「緊張」のコンテンツも参照してください。 

 

日常生活の中でできることがたくさんあります。

お子さんの食生活を整えていくことで炎症を起こしづらい体を目指し、鼻づまりを減らして口呼吸から鼻呼吸へ変えていくサポートもとてもお勧めです。鼻呼吸ができるようになるとあごの発達もスムーズになるので、歯並びを育てていくことにも直結しています。

 

鼻づまりがなく鼻でも呼吸ができるのに、口がぽかんと開いてしまっているお子さんは、起きている時に口にテープを貼って(テープは何でもOKです)鼻に息を通す練習をして、鼻で呼吸する感覚を体で覚えていきましょう。口で呼吸をしていると鼻には少ししか空気が通っておらず、鼻の粘膜の働きが少なくなっている可能性があります。鼻を鍛えるつもりで口はしばらくの間お休みさせてください。大人が見てあげながらやってください。4歳ぐらいからできるチャレンジできると思います。10分ができるようになったら、時間を延ばしたり、テープを貼っていないときも口を閉じるように声かけをしてみたり、寝ているときにテープを貼ってみたりして、一日中やれるように見てあげてください。

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