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〝赤ちゃん期の緊張について〟
文責 歯科医師 矢島 由紀
赤ちゃんはやわらかくて、ふにゃふにゃで緊張(こりやつっぱ)とは無縁と思いがちですが、緊張を取ってあげると、不快感が減るためぐずりが減ったり、寝付きがよくなったり、おっぱいの飲み方が上手になったり、便秘が解消したりということが起きます。緊張の原因はママのお腹にいたときのものもあれば、出産時、それから生まれてきてからのものもあるでしょう。まず、気を付けて欲しいのは今後の緊張の原因も減らしていきたいので、首の据わっていない赤ちゃんの首は注意深く優しく支えて支えてあげてください。そして、抱っこや授乳でママが赤ちゃんに触れるときに、ママの肩に力が入ってがちがちのままで抱っこをしていると、その緊張が赤ちゃんに伝わって、赤ちゃんも無用な力が入ってしまいます。常にベストでいることは難しいですが、ゆったりとした気持ちで、からだもゆったりとできるようにしましょう。例えば、クッションなどで上手に支えて、緊張はないけれど良い姿勢を保持できるように工夫してみてください。また、積極的に緊張を取っていく方法も学びましょう。赤ちゃんは日に日にいろいろな動きができるようになっていきます。いろいろな動きができるようになるように「鍛える」ことに目を向けがちですが、緊張を取って、体を緩めて、動かしやすくしてから「鍛える」と覚えましょう!そして、体の動きはできるだけ左右対称に、右を動かしたら反対側も動かせるようにちょっと手を貸してあげてください。
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