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指しゃぶりとおしゃぶりについて

 

文責 歯科医師 岩前 里子

 

 

赤ちゃんがお腹の中でも指しゃぶりをしていることをきいたことがありますか?赤ちゃんは自分の身体を指しゃぶって認識をしています。早い時期の指しゃぶりは神経質になることはないと考えます。この時期に指の代わりにおしゃぶりを渡す必要はないかもしれません。大切な発達のチャンスです。それとは別にNICU(新生児集中治療室)では泣くことで身体に負荷がかかることを防ぐ目的でおしゃぶりをさせることがあります。このように必要な赤ちゃんもいます。また睡眠が悪いお子さんでは指をしゃぶっているときに呼吸が安定し血中酸素濃度が上がることもあります。

指しゃぶりもおしゃぶりも顎の成長は歯並びに影響を与えることがわかっています。おしゃぶりは必要な赤ちゃんもいますが、必ず必要なものでもありません。指しゃぶりもおしゃぶりも必要になる背景があるわけですから、その背景を個別に検討してみてくださいね。かかりつけの歯科医院で相談してみることをおすすめします。

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